大学付属病院本館 待合ホールの改修です。診察受付と診療費精算の機械化による省スペースに伴い、総合案内や受付機・精算機の配置と外来患者受付待ちスペースを見直して、待合ホールの見通しと人の流れを改善すること、そして何よりも待合ホールの中央を病院のシンボルである聖母子像を置くに相応しい場所に造り替えることを改修の目的としました。
病院玄関を入り待合ホール中央の正面、自然光が降り注ぐトップライトの下に聖母子像を移設しました。像の設置床はガラス下に蛍光灯照明を設けた光床とし、像の背面にはガラス作家の作品による高透過ガラスを積層した光背を創りました。
明るく優しい光に溢れる中に聖母子像が立ち、病院を訪れる人々を優しく迎えます。